おもいがけぬおこぼれを分けてくださった母娘さん(2001年 32歳)
「動物と触れ合いたい……」
ある日、旦那は土気色の顔で切なる思いを告げた。
ちなみに、土気色になる程に疲弊していた理由は、転職早々、連日会社で寝泊まりせねばならぬ激務となったからである。
「ならば」と情報収集を始めた私。
お隣の市で開催される「犬と猫の大型イベント」をたまたま発見、報告した。
「直近だとこれしか無かったよ。どんなイベントかもイマイチよく分からないし、実際触れ合えるかも分からないけど……」
「そっか。でもいいよ。見るだけでもいいから」
とのことだったので、何は